半導体素子がこの世に出現してから、早や半世紀を有に経過しております。この間、情報化社会の到来に伴い目覚ましい発展を遂げ、必要不可欠な電子デバイスとしての地位をますます高めるに至っております。
　21世紀を見つめると情報化の波は各家庭へと浸透して、多種多様に半導体の必要性が深められる事は私が申し上げるまでもありません。
　私は過去17年間の大手半導体デバイスメーカーでの最先端ウェハープロセス開発技術に携わった経験を生かし、「ユーザーサイドに立脚した設備とはいかにあるべきか」を自己のテーマとし、半導体産業への更なる貢献をしたいと思っております。
　そこで半導体の生産現場に促した最新技術を弊社の製品に反映させる事はもとより、今迄の半導体製造設備に対するハイコストの概念を打ち破り、品質を確保したコストシステム、すなわちローコストでハイパフォーマンスなエンジニアリングを提唱していきます。
　また一方では、半導体素子の特性に大きな影響を与える因子（例えばパーティクル、不純物の種類とレベル等）を低減させるための材料の選択、製造方法はいかにあるべきか、などをテーマに素子特性への影響まで踏み込み、ユーザーにより満足して頂く製品を提供できるよう、社員一同努力を積み重ねてまいりますので、今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます。

代表取締役　長澤　一利